勉強ができるとはたんに、
人より先に知っていることです。
人よりたくさん知っていることです。


テレビではたまに6歳の子供が高校の数学の問題を解き天才と騒がれます。が、その子供は誰にも教わらずその問題を解けるようになったわけではないでしょう。必ずそれを教えてくれる人や本の存在があったはずです。その子が天才と言われるゆえんは、数学を知るのが圧倒的に常識的な年齢より早かったからなのです。

東京には1学年で何十人も東大合格者を出す高校があります。ということはその高校には天才ばかりが通っているのでしょうか?実際にはそうではありませんね。それらエリート進学校のほとんどは中高一貫制です。地方の進学校で習う学習内容を1,2年程度前倒しで教えてしまうのです。例えば太田高校で普通のペースで英語を習っているだけなら高校卒業時に英検準1級を受けても、正直合格は至難の業です。でもあと1年余分に時間があれば状況は大きく変わるでしょう。

それです。勉強ができるとは言い換えると「人より先に知っている」「人よりたくさん知っている」ということなのです。

だったら知ってしまいましょうよ。何も待つ必要なんてない。学校で教わるのを待っていたら多分手遅れかも…

例えばこの単語considerに関してどのくらいの知識がありますか?あなたのレベルはどのくらいでしょうか?学年なんて関係ない!だって実際は知っている者勝ちなんですから。

偏差値50レベルconsiderの意味は?
偏差値52レベルconsiderateの意味は?
偏差値54レベルconsiderable/ respectable/ substantialの共通点は?
偏差値56レベルconsideringの品詞は?
偏差値58レベルかっこに入る単語は?
It was considerate (    ) her to help them.
偏差値60レベルかっこに入る単語は?
He'll (    ) the fact (   ) consideration.
(彼はその事実を考慮するでしょう。)

ただし、やみくもに勉強しても英単語や英文法の量は膨大で、体当たりしたら砕け散るかも…

だから何が大切で何をスルーしたらいいか知っている英語のプロ、しかも受験のプロの指導が大切となるのです。やみくもに覚えるのではなく要領を得て覚えましょう。例えば下記例のように似たものはまとめて覚えてしまうのです。ここでは詳しくは言いませんが、その他にも等位接続詞のFANBOYSなどご存じですか?

中学知識として必要高校知識として必要
for前置詞~のために、~にとって接続詞なぜならば(=because 等位のみ)
since前置詞~以来接続詞~ので(=as)
副詞その後(完了形でhaveと過去分詞に挟まれる)
but接続詞しかし前置詞~以外(=except)
yet副詞まだ、もう接続詞しかし(=but)
as前置詞~として接続詞意味が多いのでここでは省略

熟語でも同じ意味のものはまとめて覚えてしまいましょう。ただ漠然と覚える、問題を解く、だけでは時間ばかりかかってしまうものです。
~に関しては~にかかわらず~のせいで
as forin spite ofbecause of
as to (文中)despiteon account of
regardingregardless ofdue to
concerningnone the less forowing to
in terms ofnotwithstanding※「~のために」と覚えるのはやめましょう。これもちょっとしたコツです。
with regard to
referring to